20歳でスナック

私がスナックで働いていたのはかれこれ10年前のなります。埼玉県の都内寄りで今でこそ段々と栄えつつありますが当時はまだまだ田舎でした。

コンビニでアルバイトしながら専門学校に通っていた私は、友人の誘いもあり気軽な気持ちでスナックの面接に行き無事受かりました。当時二十歳だった私がキャバクラではなくスナックを選んだのは、たまたまそこのスナックがオープニングスタッフとして募集していたからでした。オープン当日までお酒の作り方、接客の仕方など、色々教わりました。まだ若かった私は毎日のように男性と出会い、会話して、番号を交換する、その繰り返しを段々と「私モテモテだわ」勘違いするようになりました。スナックといえどおじ様ばかりではなく、若い職人系の男性もけっこうくるんですよ。もちろん女同士の職場ですからゴタゴタもありました。裏で客を取られただの、あの客とデキてるだの。でも夜のお仕事にはそんなものは付き物だと思っていたので適当に流しながら働いていました。そんな勘違い女になった私は、来る日も来る日も客相手と番号交換して仕事上がりはアフターではなく個人的にデート。もちろん体の関係もあり。男性的には簡単に落ちる女だったと思います。そんなある日、私指名の常連さんと若いイケメンのお客さんが店の中で喧嘩に。こいつが見てきただの始まり、スナックのママがその場を落ち着かせ若いイケメンを帰しました。しかし私はそのイケメンとも番号を交換しお店が終わったら会う約束をしていました。しかし常連さんも気分変えるために店が終わったら飲み直したいと言ってきました。常連さんは当時38歳のクラブ経営のそっち系のお方。タイプでもなかったので軽く飲んで帰ろうとしたら、イケメンが店の前まで迎えに来ていて鉢合わせに。そのイケメンも職人系でもちろん常連さんと言い争いになりました。あろうことかこの後会うから迎えにきたといいはじめ、常連さんも私を責めてきました。私は常連がそっち系の方だと知っていたので、はぐらかすとイケメンが早く帰れとジジイと罵声を浴びせ、ついに常連さんがそっち系の方に電話をして仲間を召喚。

近所の方に通報され事は収まりましたが、後から聞いた話だとイケメンが住んでいたアパートは常連さんが圧力をかけて追い出したそうです。もちろん私もスナックをクビになりそれ以降夜のお仕事はしていません。稼ぎは週五日勤務で月に25万ほどでした。もうあんな思いは懲り懲りですが、もっと上手にお客さんを相手に出来る女性ならうまいこと指名をとって自分のお給料にしていくんでしょうね。毎日違う出会いがあると勘違いしてしまうもので、かなり痛い目を見た体験でした。


PAGE TOP